2008年06月13日
古本
郊外型の古本屋では¥100で文庫や新書が買える。
貧困生活を強いられている身には、優しい価格である。
本は、新しかろうが古かろうが中身に違いはない。
蔵書として手元に残しておきたい本ならば新刊を買うのだが、漫文(漫画の絵の代わりに字が書いてある程度の文章)などは古本で十分である。
ライター時代にある出版社の社長が「一定時間経ったら消えるインクを発明したら大金持ちになれる」と笑っていた。どこの出版社もこぞって使うというのだ。
同じようによく利用したのが、いつの間にか消えた、名画座である。
中学から高校にかけて、当時の方が今より裕福であったが、2~3本立てで¥500~¥600だったように記憶している。(日活や新東宝ではありません。)
当時はビデオなどというものすら普及していなかった。ましてやDVDなど影も形もなかった。
試写会の申し込みをまじめにやってハズレたら、半年待って映画を見たものだ。
店で暇つぶしに読む本は、漫文でなくてはならない。読み終わった本が猛スピードで貯まっていくのは問題であるが。
お客様がお越しになったら即座にほっぽり出せる程度のもので、かつ奈良漬けの脳で理解出来る内容で、さらに辞書が無くとも読めるという条件をクリアしているものが要求されるのだ。
新聞でも読んで世界の情勢ぐらいは勉強すべきなのかもしれないと思いつつも、気になる記事の途中で放り出すと、お客様の相手をしながらも続きが気になるのでよくない。
競馬新聞はその点便利なのだが、週に2日しか販売されない。またギャンブルが嫌いなお客様の目には、あまり喜ばしいとは映らないであろう。
うちの商売はバーであり「時間と空間を売っています」とはいえ、飲んだら無くなる酒でお代を頂戴している。
しかも「何時までも 有ると思うな 酒と金」でやっているのだから、これほど御気楽な話は無い。
美味い酒は自分で飲んで、お客様に売る分が少ないのが大問題ということは、棚に上げておこう。
古本のようにリサイクルが効かないのはしかたがない。
本と酒に共通するのは、感動を与える事があるという点であろう。
大きな違いは、何時までも有るか、何時までもは無いかだ。
今日はまだ私の飲む美味い酒は残っている(笑)
貧困生活を強いられている身には、優しい価格である。
本は、新しかろうが古かろうが中身に違いはない。
蔵書として手元に残しておきたい本ならば新刊を買うのだが、漫文(漫画の絵の代わりに字が書いてある程度の文章)などは古本で十分である。
ライター時代にある出版社の社長が「一定時間経ったら消えるインクを発明したら大金持ちになれる」と笑っていた。どこの出版社もこぞって使うというのだ。
同じようによく利用したのが、いつの間にか消えた、名画座である。
中学から高校にかけて、当時の方が今より裕福であったが、2~3本立てで¥500~¥600だったように記憶している。(日活や新東宝ではありません。)
当時はビデオなどというものすら普及していなかった。ましてやDVDなど影も形もなかった。
試写会の申し込みをまじめにやってハズレたら、半年待って映画を見たものだ。
店で暇つぶしに読む本は、漫文でなくてはならない。読み終わった本が猛スピードで貯まっていくのは問題であるが。
お客様がお越しになったら即座にほっぽり出せる程度のもので、かつ奈良漬けの脳で理解出来る内容で、さらに辞書が無くとも読めるという条件をクリアしているものが要求されるのだ。
新聞でも読んで世界の情勢ぐらいは勉強すべきなのかもしれないと思いつつも、気になる記事の途中で放り出すと、お客様の相手をしながらも続きが気になるのでよくない。
競馬新聞はその点便利なのだが、週に2日しか販売されない。またギャンブルが嫌いなお客様の目には、あまり喜ばしいとは映らないであろう。
うちの商売はバーであり「時間と空間を売っています」とはいえ、飲んだら無くなる酒でお代を頂戴している。
しかも「何時までも 有ると思うな 酒と金」でやっているのだから、これほど御気楽な話は無い。
美味い酒は自分で飲んで、お客様に売る分が少ないのが大問題ということは、棚に上げておこう。
古本のようにリサイクルが効かないのはしかたがない。
本と酒に共通するのは、感動を与える事があるという点であろう。
大きな違いは、何時までも有るか、何時までもは無いかだ。
今日はまだ私の飲む美味い酒は残っている(笑)
2008年03月10日
うずうず
何かして遊びたいのだが、何をして遊びたいかが分からない。
山に登ぼるのも良さそうだ。
川に出かけるのも良さそうだ。
海に浮かぶのも良さそうだ。
美味いもんを食べにいくのも良さそうだ。
知らないバーに飛び込んでみるのも良さそうだ。
おねーちゃんのいる店もたまには良さそうだ。
競馬場で一日過ごすのも良さそうだ。
雀荘でしのぎを削るのも良さそうだ。
碁に没頭するのも良さそうだ。
実際には本を眺めながら疑似体験して、なんとなく欲求不満を増長させている自分がある。
結局は自分から進んで動くしかないことは分かっている。
でも、なんとなくボケーっと時間がすぎている。
私を???に連れて行って!
山に登ぼるのも良さそうだ。
川に出かけるのも良さそうだ。
海に浮かぶのも良さそうだ。
美味いもんを食べにいくのも良さそうだ。
知らないバーに飛び込んでみるのも良さそうだ。
おねーちゃんのいる店もたまには良さそうだ。
競馬場で一日過ごすのも良さそうだ。
雀荘でしのぎを削るのも良さそうだ。
碁に没頭するのも良さそうだ。
実際には本を眺めながら疑似体験して、なんとなく欲求不満を増長させている自分がある。
結局は自分から進んで動くしかないことは分かっている。
でも、なんとなくボケーっと時間がすぎている。
私を???に連れて行って!
2006年11月11日
洋酒天国
『洋酒天国』の4号と43号が届いた。
たった数ページの冊子なのに、中身が濃い。4号はもちろんお酒の話は載っているのだが、お洒落に編集されている。昭和31年7月号はまだ¥20で販売されていたようである。
柳原良平さんのイラストが、いたるところに散りばめられており、見ているだけで酒を飲みたくなる。
女性の口説き方を、薩摩治郎八さんが書かれているあたり、非常に面白い。
ピクルスの作り方を紹介しているのだが、「酢一合五勺」には少々驚いた。なのに「砂糖カップ一杯」と書かれていたりする。
43号は『ピストル』の特集で、この月のカクテルは「ショット・イン・ザ・アーム」というやはりピストルにちなんだカクテルを紹介している。
永六輔さんが、ピストルのコレクターだったなんて知ってました?
面白い三行案内がありましたので紹介します。
「募モテナイ会第二次会員入会費
百円おさそい合わせの上ぜひ世
田谷区上馬町XXX-XXXX竹川方古尾」
さて、どんな人がおさそい合わせたのか、聞いてみたい気がします。
店に置いてあるので、見てみたいと思われる方は、どうぞ手にとってレトロ気分を味わってみてはいかが。
たった数ページの冊子なのに、中身が濃い。4号はもちろんお酒の話は載っているのだが、お洒落に編集されている。昭和31年7月号はまだ¥20で販売されていたようである。
柳原良平さんのイラストが、いたるところに散りばめられており、見ているだけで酒を飲みたくなる。
女性の口説き方を、薩摩治郎八さんが書かれているあたり、非常に面白い。
ピクルスの作り方を紹介しているのだが、「酢一合五勺」には少々驚いた。なのに「砂糖カップ一杯」と書かれていたりする。
43号は『ピストル』の特集で、この月のカクテルは「ショット・イン・ザ・アーム」というやはりピストルにちなんだカクテルを紹介している。
永六輔さんが、ピストルのコレクターだったなんて知ってました?
面白い三行案内がありましたので紹介します。
「募モテナイ会第二次会員入会費
百円おさそい合わせの上ぜひ世
田谷区上馬町XXX-XXXX竹川方古尾」
さて、どんな人がおさそい合わせたのか、聞いてみたい気がします。
店に置いてあるので、見てみたいと思われる方は、どうぞ手にとってレトロ気分を味わってみてはいかが。
2006年10月03日
すっごい物を入手
酒が好きな方なら聞いたことがあろう、あの本。「洋酒天国 世界の酒の訪問記」佐治敬三さんの初版本(昭和35年 文芸春秋新社発行 ¥270)と、「洋酒天国 33」(昭和34年 洋酒天国社発行 ¥30)。昔から、なんとしても手に入れたかった本である。
ちなみに両方で¥3000な~り。(これは安い)
ここ2年ほど、昼間の暇な時間に碁会所に通っている。腕は、誰とやっても勝ったり負けたり。「相手が勝ったり、私が負けたり」で、笊碁もここまでいくと、ルールを知っているという程度。級数にすると10級から9級といったレベルで、碁を打てますとは恥ずかしくて言えない。
その碁会所で、父親と同い年の老人(本人曰く青年)と知り合った。その方のお仕事が、古本屋。今は息子さん二人にまかせて時々店番をするぐらいで、詩吟に碁にと悠々自適の生活を送っておられる。碁の腕も私と似たり寄ったりで、顔を合わすと迷人戦がスタートする。こちらは本当に、勝ったり負けたり。
前々から、手に入れば絶対に譲って欲しいと、懇願していたところ、昨日わざわざ店に届けてくださった。その後、ちょっと一杯飲んでいかれた。当店の売り上げ¥3000な~り。ボトルの中身とバーターしたようなものである。
今日はじっくりこの本に漬かってみよう。
奈良漬けの脳には刺激になるかも。
ちなみに両方で¥3000な~り。(これは安い)
ここ2年ほど、昼間の暇な時間に碁会所に通っている。腕は、誰とやっても勝ったり負けたり。「相手が勝ったり、私が負けたり」で、笊碁もここまでいくと、ルールを知っているという程度。級数にすると10級から9級といったレベルで、碁を打てますとは恥ずかしくて言えない。
その碁会所で、父親と同い年の老人(本人曰く青年)と知り合った。その方のお仕事が、古本屋。今は息子さん二人にまかせて時々店番をするぐらいで、詩吟に碁にと悠々自適の生活を送っておられる。碁の腕も私と似たり寄ったりで、顔を合わすと迷人戦がスタートする。こちらは本当に、勝ったり負けたり。
前々から、手に入れば絶対に譲って欲しいと、懇願していたところ、昨日わざわざ店に届けてくださった。その後、ちょっと一杯飲んでいかれた。当店の売り上げ¥3000な~り。ボトルの中身とバーターしたようなものである。
今日はじっくりこの本に漬かってみよう。
奈良漬けの脳には刺激になるかも。
2006年09月01日
バーの小道具
主役のお客さんは、グラス以外の小道具を手にすることは少ない。準主役は、バックバーに並ぶボトル達であろう。小道具を使うのは、基本的にバーテンダーである。シェーカーを振りたくて、この世界に飛び込んでくる若者も多い。
どこのバーにでもあるものと言えば、バースプーン・メジャーカップ・アイスピック・シェーカー・ミキシンググラスなどが思い浮かぶ。色や形も様々なものが売られているが、自分の手になじむものは、意外と少ない。気に入ったものがダメになって、いざ買いに行くとどこかしっくりこなくて、同じような売り場をウロウロさせられる。
先日おじゃましたバーには、マスターが集められた酒に関する本が、バックバーのボトルの間に飾ってあり、気になる本をその場で読ましてもらえる。本の種類も多く、読みたい本がたくさんあったので、時間をかけて通いたくなった。なかなかお洒落なサービスだと感心した。(広いバックバーがうらやましかった。)
自分の店の小道具達の中で、国語辞典と英和辞典はあまり他の店にはない。お客さんのいない時間に(しょっちゅうあるのよトホホ)、川柳を作ったり本を読んだりするのだが、意外と辞書が必要になる。語尾変化や送り仮名など、忘れていることが多い。
お客さんとの会話の途中で、それなに?ということがある。すぐに辞書が出動する。頭で分かっているけどうまく説明できないものって、けっこう多くないですか?なんとなくこんな使い方で合っているとは思っても。
シェーカーより辞書が多用される店
あまり自慢にはならないか。
どこのバーにでもあるものと言えば、バースプーン・メジャーカップ・アイスピック・シェーカー・ミキシンググラスなどが思い浮かぶ。色や形も様々なものが売られているが、自分の手になじむものは、意外と少ない。気に入ったものがダメになって、いざ買いに行くとどこかしっくりこなくて、同じような売り場をウロウロさせられる。
先日おじゃましたバーには、マスターが集められた酒に関する本が、バックバーのボトルの間に飾ってあり、気になる本をその場で読ましてもらえる。本の種類も多く、読みたい本がたくさんあったので、時間をかけて通いたくなった。なかなかお洒落なサービスだと感心した。(広いバックバーがうらやましかった。)
自分の店の小道具達の中で、国語辞典と英和辞典はあまり他の店にはない。お客さんのいない時間に(しょっちゅうあるのよトホホ)、川柳を作ったり本を読んだりするのだが、意外と辞書が必要になる。語尾変化や送り仮名など、忘れていることが多い。
お客さんとの会話の途中で、それなに?ということがある。すぐに辞書が出動する。頭で分かっているけどうまく説明できないものって、けっこう多くないですか?なんとなくこんな使い方で合っているとは思っても。
シェーカーより辞書が多用される店
あまり自慢にはならないか。







